HAM-BIYORI : スパイス・あらかると

	八ヶ岳の手作りハムとソーセージ

スパイス・あらかると

【胡椒　ローマ・ギリシャ時代は金と同じ】: 　肉や魚の臭みを消し、すがすがしい香味とピリッとした辛さをもつ胡椒は、あらゆる洋風料理に欠かせないスパイスのひとつです。
　インド原産のつる性多年生草の実を熟さないうちに摘み取って乾燥したものが黒胡椒。完熟した実を水につけ外皮を取ってから乾燥したものが白胡椒です。辛さの成分、ペピリンは外皮に多く含まれているので、黒胡椒の方が辛み、香りが強く肉料理に合う。白胡椒はマイルドな香味なので、魚や白い料理によく使われる。
　洋風料理の基本は塩と胡椒、素材の肉が新鮮で質がよければ、塩・胡椒するだけで素材のもつおいしさが引き出せます。市販されている粒胡椒を胡椒挽き（ペッパー・ミル）でひいて使うと、より新鮮なさわやかな香りが楽しめる上手な使い方です。
　胡椒という呼び名は、中国から伝来してきましたが、胡とは漢の時代のシルクロードの西方、すなわち外国の意味で、胡から伝えられた辛いものの代表であった。
　ローマ・ギリシャ時代には貴重品以上の価値があり、金と同じ価格で取り引きされていた。中世のヨーロッパでは、地代や税金、また結婚の持参金の代わりに用いられ、ペパーコーン・レント（Peppercorn rent＝名目家賃）などという英語も生まれました。

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(ハム日和)
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