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新手 太陽光発電システム販売方法か

「友達商法」が横行

福田政権の地球温暖化対策の一環としての発言「太陽光発電価格を従来の半分にしたい」がマルチ商法と言われている「友達商法」を応援か?

太陽光発電システム販売方法の情報をウェーブ上で調査したところ、60代、50代には懐かしくも、苦い思い手である「友達商法」が横行しているようである。

ネット上でそれらの様子を検索すると、かなり具体的な状況を知ることができる。

例1

さきほど、「太陽光発電の・・・・」というマルチ商法的な電話がありました私は「うちでは、そういうのはお断りしてますので。」 ... 久しぶりに友達から電話が掛かってきたと思ったら、 なんかマルチ商法の勧誘でした。 挨拶もそこそこに、 「今、 ...

これはマルチ商法と呼ばれるものです。友達や知人から誘われるため断わりづらく、 必要ないものを買わされたとか、人を紹介でき .....
近年、太陽光発電 システムの契約に関する相談が増えています。
訪問販売で契約した場合、契約書面を ..

など注意を呼びかけているものもあります。

友達を介しているので、相談しにくくして、利益を吸収する販売戦略があるようで、おおくの相談がクーリングオフの相談窓口等に寄せられているようです。

詳細については、各検索サイトの「友達商法」で検索して、正しい情報を取得して下さい。

太陽光発電システムの「友達商法」とは、

親になる販売会社が、取引先の販売店に系列を作り上げ、一地域に協力的に電話や広告、訪問販売を掛けて販売します。しかしこの場合は、太陽光発電に興味のある人が対象となり、数年で底をつきます。結果として売れなくなり、あの手この手の販売方法が出てまいります。現在のように収入が減少するような環境では、販売セールスマン雇うよりも「友達商法」は、有効に作用します。特に、この様な収入減少環境で有効に物を販売する時に効果があり、親会社と販売店はアンテナの先に中心となる子を作ります。まずは、その子にモデルとして太陽光発電システムを取付けさせ、その子に宣伝をさせます。宣伝効果を上げた場合には、報酬を用意し、子が働くように仕向けます。

この場合に、子が動きやすくするために、親会社は格安と思わせる太陽光発電システムの価格をネット等で見れるようにします。系列の販売店は親会社よりも数十万円高めに価格を設定し宣伝をします。これらのことにより、子の動きやすい環境にしてから、子の友達や友人に対して宣伝するように仕向けます。

子は、契約終了時や取り付け終了時に、販売店や親から報酬を受け取ることはマルチ商法に違反する恐れがあるので、子が取付けた太陽光発電システムの値引きや、ローン等の値下げをすることで報酬とする場合があるようです。

特に、報酬として実際に対価を支払い、またその子に同じシステムで販売宣伝をさせて、販路を広げて行く商法が出ていて、中心となる子の家を取巻くように太陽光発電システムを取付けて行くので、友達商法であるかないかを簡単に見分けることができます。

「友達商法」の怖いところは、責任の所在が紹介した子になる点です。

取り付けをした太陽光発電システムに故障が発生した場合は、販売店を通じて修理をするのが一般例ですが、友達商法では子が仲介したのであるから子が修理をすることになります。では、取付けに来た販売店等には責任はないのかと申しますと、子に依頼されて取付けに来たのであるから、販売責任はなく、取付け責任だけとなる可能性が高いのです。では親会社には責任を問えないのかと言いますと、親会社と直接工事契約を交わしていれば良いのですが、通常は系列店を通じての販売となっておりますので、と言われれば、子に責任があります。結果として「友達商法」で購入した場合は、高い買い物になる可能せいが強いのです。特に注意をしなくてはならないのが、仲介や紹介をする人が太陽光発電の特長を理解せずに、販売後の報酬を目的にするので、太陽光発電に適さない屋根に取付ける場合があるのを目にします。

「友達商法」の場合、値引きがあったとしても、親は必ず儲かるようになっていますので、友達の紹介で安く設置できたと思っている方は幸せな方です。

注、このような販売方法の場合はメーカーは保証しないのが一般例だそうです。

このような販売方法をとった場合は、太陽光発電システムを出荷している生産メーカーは出荷を停止して対応するのが一般的なメーカー防衛策のようです。

《 私どものアドバイスとしては、多く太陽光発電システム販売店から見積もりを取り、もっとも、信頼を置ける業者で、長年にわたり販売にたずさわっている業者等を選び、地域に密着したアフターケァーが必ず出来る販売店からの太陽光発電システムの購入をお勧めいたします》

さて、次の項目である

福田政権の地球温暖化対策の一環としての発言「太陽光発電価格を従来の半分にしたい」

については、希望的観測で、福田首相が言ったことであり、太陽光発電価格を半分にすることは、20年近く太陽電池を見て来た私からは、産業構造からすると、ここ数年では不可能な話として受け止めています。

2008年の12月頃から太陽電池に必要なシリコンが大量に生産されることになっていますから、シリコンの値段は下がると思いますが、太陽電池パネルを見ていただくとわかりますが、太陽電池パネルのフレームは軽量化のためにアルミが使用されております。表面は太陽の光を吸収するためにガラスが使用されて、ラミネートした太陽電池を保護しています。太陽電池表面には配線があり各太陽電池(シリコンウエハース)とつながれて集電され太陽電池パネル配線としてコネクターで配線が出ています。

これらを分解して、値段を下げることができるのは大量供給されるであろう、シリコンウエハースとアモルファスだけが現在の価格から値下げできるであろう、品目であり、それ以外は全て3倍近く価格が高騰しており、福田首相の言うところの太陽光発電価格を半分に値下げする要因が見当たらないのです。

全く違う安価な新素材を開発した上で、シリコンウエハースやアモルファスを取付けられる新しい構造システムを作り上げないことには、太陽電池の価格を下げることが出来ないのが現状です。福田首相の言っていた期間では、それらに当てはまる実験室レベルでの実証試験さえ行なわれていないのです。

薄膜の太陽電池を指しての発言であったとしても、いくら薄く作っても取り付け方法が確立されていなければ、壁に貼った紙のような構造なので、はがれてしまいますし、強度的にも問題があり、現在販売されている太陽電池とは使用方法が異なり屋外での使用には耐えうるものは難しいのが現状で、屋外で使用する場合には、ガラスや外枠等が必要になり、価格的には劇的に安くなるのは余り期待できそうにありません。今回の首相の発言の意図は何なのか理解に苦しむものがあり、世界の資材、資源高騰を理解しての発言か疑わしい。

結果として、地球温暖化の防止策として太陽光発電を自宅に取付けようと考えていた人々に、導入を抑制する効果や、買い控えを招いてしまい、強い購入意識を植え付けて、販売する「友達商法」マルチ商法が出てくるのです。

プライドの高そうな人をターゲットにする方法から、友達や御近所を巻き込んだ「友達商法」をはびこらせる販売店戦略を助長し、正規の価格より高めでも、信頼できる人の紹介(友人等)で、子に報酬をチラつかせ、購入促進を子にさせるねずみ講のような仕組みが作られて行くのです。

新素材の開発では、もはや太陽電池の価格を安くすることは不可能なことだと思います。太陽電池の構造を理解なされている方で、福田首相が言っていた太陽電池の価格を半減させる構造や技術を紹介できる方がありましたならば、ぜひともお知らせください。

私どものホームページで紹介したいと思います。

2008.07.05
浅川太陽光発電所
所長 浅川 初男

▲上に

浅川太陽光発電所 - 八ヶ岳・北杜市大泉 -
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