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浅川第2太陽光発電所1年間の発電実績から


  1999年9月28日午後14時から本格運転を開始し、総出力約、12.6kWh  で発電をし、1年間が過ぎました。
  大きなトラブルも無く発電集計で約、16.500kWhを発電する事が
出来ました。

発電実績表 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
発電量
kWh
1139 1277 1489 1360 1562 1715 1502 1434 1061 1347 1560 1148
月日数
366日
 31  30    31  31  29  31  30  31  30  31  31  30
平均
発電量
45.33 
36.74
kWh
42.56
kWh
48.03
kWh
43.87
kWh
53.86
kWh
55.32
kWh
50.06
kWh
46.25
kWh
35.36
kWh
43.45
kWh
50.32
kWh
38.26
kWh
晴天率
240日
17日 19日 23日 20日 20日 21日 19日 21日 16日 22日 24日 18日

月平均でも、約1300kWを超える発電をする事ができ、ひと月を30日として一日当たりの太陽電池1kWに対して換算すると月平均発電量÷ひと月の日数÷システム出力=太陽電池1kW当たりの発電量

   1382kWh÷30日÷12.649kWh=約3.6kW
  一日1kW当たり    約、3.6kWの発電となります。

太陽電池1kW当たり、たった3.6kWの発電しかできないのかと、思わないで下さい!

*通常の計算法方で計算すると大変な事に成る数字なのです。*
普通、一日は、24時間で一日ですよね、そのうち、12時間は、夜となりますよね、そうすると次の計算法方になります。
たとえば、出力3kwの太陽光発電設備でしたら

   3kWh×昼間の12時間=一日当たり36kWの発電となります。

このあたりで、太陽光発電を実際に行っている方は気がつくと思います。
太陽は、つねに太陽電池の頭上には無いのです。実際の発電量はこの半分程度で、一日の最高の発電量が15kW〜17kWであることに!
年間平均発電量はさらに低く一日当たりにすると約、10kWになります。

    そうすると、太陽電池1kW当たりの発電量を求めると
  一日の平均発電量÷システム出力=1kWあたりの発電量となります。
     10kW÷3kW=3.3333となります。

浅川第2発電所、年間平均1日当たりにおける、太陽電池1kWの平均発電量 約3.6kW
浅川太陽光発電所、年間平均1日当たりにおける、太陽電池1kWの平均発電量 約3.3kW
その差わずか0.3kWでも30日後では9kW 一年間では、108kW
3kwシステムの10日分の発電量となります。
12kWシステムではこれの4倍になり432kWとなり、3kWシステム
一ヶ月以上の発電量の数字になります。

ここに、計算した数字は、山梨県北巨摩大泉村での実測値を基に算出していますので、各都道府県の数値とは異なると思いますが概ねの目安にはなると思いますので、皆様の参考してみてはいかがでしょうか ?

1年間の発電実績から求める事のできた成果は次のようになります。

@、発電システムの大型化の発電状況の確認
A、今後の問題点の発見やさらなる改良点の発見
B、発電に必要な基礎的施設の設置法方
C、電力会社との売電契約法方の確立
D、今後の新規施設の開設に必要な基礎デ-タの回収
E、農地における電気エネルギ-の生産

以上のものになります。
今までは、農地での生産は、農作物に限られていましたが、私共の農地では農地で電気を発電し供給しています。
太陽光発電と出会い、研究を重ね、自宅に設置、増設と続けて手探りで走って参りました。
今ここで、太陽光発電を開始した当時を振り返ると、

        太陽光発電は大型化できない !

当時、大多数の太陽光発電の権威のある方々の御意見でした。
民間に太陽光発電がやっと導入され始めている時期でしたからこの言葉は、私に、やったろ ! 言う気持ちに火を付けていたのかも

 今、手元に一冊の雑誌があります。
1993年10月号と1992年の5月30日発行の雑誌と日本電気協会の発行した2冊、この2冊との出合いから私の太陽光発電は実現性を帯びていきました、もとより、アマチュア無線を楽しんでおりましたので太陽電池には少なからず、知識がありまた、しかし、自家発電となると設備の申請が難しく膨大な資金と、時間が必要でした。この、2冊には、私が描いていた計画が実現できる手本が示されていました。

手本が手に入ったわけですから、後はただ進だけ、がむしゃらに実行気がつくとすぐ近くに、同じ目的を持って進んでいる方と知り合う事に成りました。また、システムの考え方の方向が同じ方々とも知り合いました。 
いつの間にやら、考え方、実行能力、実動能力の力を各々持ち寄り計画を
検討するように成って、今回の、発電設備に成りました。
   大友 氏、佐藤 氏、高橋 氏、井口会長、谷 氏
以上、太陽光発電でおおいに影響を与えてくれた方々今後ともよろしく !
また、最初の段階では、太陽光発電の可能性に疑問を抱きながら協力して
アドバイスを与えてくれた電力会社の担当者や協力者には、今後もおおいに心配していただこうと思っています。
今は、充電期間にし、静かにつぎなる準備にあて、今までの発電実績などを交えながら、今までの経過を説明致します。

           発電量  売電量  買電量  消費量
1995年
 3kW
 3697
  kWh
2716 2645 3626
1996年
3kW
3777 2689 3094 4182
1997年
3〜4kW
5098 4004 2602 3698
1998年
 6kW
6415 5290 2590 3715
1999年
6kW
7113 5879 2625 3859
2000年   ?   ? ? ?


その、経過は太陽光発電システム各社の販売路線にそむく道でした。
1993年、大友氏、山梨で始めて太陽光発電を開始する。
1994年山梨県が90kWhの太陽光発電を開始する。
1994年12月住宅用で浅川太陽光発電所、出力3kWhで発電を開始する。
1995年1年間を通じ普通電力で系統連系する。
1996年時間帯電力で系統連系を開始する。同時に増設を準備する。
1997年増設を開始する、同時に東京電力募集のコンテに参加する
1998年出力6kWhで全力運転に入る。
1999年2年間の東電コンテ終了、浅川第2太陽光発電所始動。(12kWh)
発電を開始し始めた頃からのデーターを全て取り入れた改良
インバータを新しく開発、新しい実験に入る。
2000年新たなる道を求めて、つぎなる、実験の準備に入る。
なぜ、実験を続けるのか不思議に思う方があると思いますので説明致します。 私共の、考えているインバータと、大企業の考えているインバータで作られる、電気は、両者とも同じと考えて良いのですが
効率と、価格、安定性、安全性、耐久性、電気の質、などについて考え方が余りにも違い過ぎて、当初、太陽光発電を導入した皆さんが欠陥商品を高い価格で購入する危険がありました。そこで、私共は、関係各位に対して私共の、発電データーを開示し、低価格、で安全な商品が普及できる事を期待し、各方面に協力を求め、働きかけました。
新エネルギー財団は、再三、再し、私共の提案や忠告に対して、少なからず協力をし、耳を傾ける、あるいは、各企業に対して忠告を与える材料に成り今では、安全な製品を製作する結果となった事は、事実です。
   太陽光発電普及協会は、大きな、大切な、組織なのです。
太陽光発電システムを販売している各社のネットワークの垣根や、情報のいんぺいを取り払う組織が、ここ、太陽光発電普及協会です。
もし本気で、国が私共と同じ考え方で自然環境の為に太陽光発電システムを普及させようとしているのであれば、各販売会社の太陽光発電システムの販売価格は、2000年価格で 3kWで200万円で販売されているでしょう。

現状は、これらの価格で販売されていないのですから、太陽光発電所どうしみんなで、協力し多くの方面や方々に対して情報を提供し、受け取り、知り、確認する目を養っていただき、普及させる必要があります。
登録している各発電所のデーターがそれを物語っています。
発電効率の悪いのは何故か、気軽に話し合える組織なのです、問題を皆で 考え、最善の解決策を導き出します。自分のシステムに不安がある方は

         
         
         
         
         

私共、太陽光発電普及教会のホームページに相談窓口がありますので御相談ください必ずや、必要な解答が得られるはずです。

何故に研究を続けるかの話に戻ります。
電気を作ることは、簡単にできるのですが、なにかを動かす動力に成る電気を作るとなると問題が出てまいります。
電気には、皆さん御承知の直流と交流の2通りがあって、これらをうまく組み合わせて、私達が使用している等とは、普段あまり気にしていませんよね電気とは、交流、直流、に別れ区別できるのですが、一般的には、電気は電気と考え、電気は皆同じと考えている方が大多数なのです。
簡単に、私達の生活の中で見てみると、物を動かすモーターを使用しているものには、一般的に交流が用いられ、テレビ、パソコン等には直流が使用されています。物を動かすモーター等には、多少の作動誤差は許されるのですが、テレビやコンピュータには正確な直流が必要です。
一般家庭に送電されている電気は、100Vの交流で供給されています。
私達は、用途に応じて、家電製品の内部で交流を直流にかえて使用しているのです。言い換えればここに大きな問題点が存在しています。
交流を直流に変換させるプロセスを家電製品共通にすれば、家電製品の価格がかなりの勢いで、下げる事ができ、電磁波の脅威からも少なからず下げる事ができるはずですが、余りにも多くのしがらみがあり机上の空論になってるのが現実です。   また、私どもの研究課題直流から交流を作る。この場合も、電磁波問題は避けて通る事は出来ません
直流から交流を作り出す場合は、電気ノイズ=電磁波は必ず発生致します。
太陽電池からは非常にきれいな直流電気が発生され、ほとんど電気ノイズは含まれていません。それを私達はあえて、電気ノイズを含む交流にかえなければなりません。私共の研究課題はここに存在致します。
安全で、きれいなで、正確な安定した電気の供給を目標としています。

当前、どこでも発電を計算に入れ、今後は、経済性についても研究を進め何処にでも、太陽光発電設備を展開できるように研究を開始しました。
住宅用太陽光発電から始まった発電を私達は、大きなものへと変えようとしています。
産業と連係した太陽光発電、自家用発電から集団発電へと変わりつつあるのです、集団で発電をすればどうなるか?

自然環境と太陽光発電
太陽光発電と自然環境はどのように連動しているのでしようか?
まずわ、太陽光発電の発電法方を知っていただき、通常の発電所の発電法方と比べていきたいと思います。発電の詳細は、ここでは、はぶきますので読者自身でインターネットを利用して検索して勉強してみて下さい。

太陽光発電は、通常の発電法方とは異なり、太陽の高度と位置関係により発電量が異なりますので時間や気象条件に左右されます。

しかし、発電のピークは午前11時〜午後2時までが最大となります。

これを24時間の消費サイクルから見ていきますと昼間の消費ピークと一致いたします。
しかしながら、太陽光発電を推奨すべき各種、公共、企業、団体はことごとく太陽光発電に対して否定的なコメントを発表し太陽光発電は21世紀になったなら、そこそこ普及するでしょう、しかも大型化は難しく技術的に困難な部分があり、一般に導入されるのはまだまだ、との見解でした。今、これだけ普及して、振り返って考えますと、あの見解は?
本題に戻します。
ここからは、私のところの発電データーで説明いたします。
1995年〜1999年までの発電実績でお話しますと昼間の電力は年間、月別に見ても、消費が昼間の発電量を上回った事はありません。
24時間の内で太陽光発電が行われている時間帯では全てにおいて消費量より発電量が上回っている事を示しているのです。
発電設備の大きさにもよりますが、太陽光発電は十分その使用に耐えることを示したのです。
発電した事により、電気を生産する発電所の燃料を節約した事に成ると思う方がおられるのではないかと思いますが少し違いますので後で説明いたします。(通常発電所は常に稼動状態にあるので待機中)自然破壊をともなう様な通常大規模工業発電に太陽光発電所が対応するにはそれなりのシステムが必要です。
自然破壊を防ぐ発電設備としたならば一番良いのは、消費地に設置するこれが一番。住宅団地のような場合は団地全戸で導入し一括コントロールが良いのですが、メンテナンスから考えると個々の設置が良いのかも知れません。
個々の設置となると電力会社は送電線の電圧調整をし、個人発電設備に負担がかからない用にする配慮が必要に成ってきます。
住宅団地などに集中設置や広域地域に分散設置とが考えられます。自然環境の為には、広域分散発電が望ましい形になると思います。
太陽光発電は自然破壊を伴わないのですが、設置場所や設置法方、などには注意が必要です。特に降雪地帯では、一定角度で設置していますので降雪時に雪下ろしが必要に成ると、考える方もおられるかも知れませんが降雪があった場合は、降雪量により、いっきに積もった雪が雪崩れてきます。

浅川太陽光発電所を例にしてみますと40度設置では5センチ降雪で降雪が動きだします。
15センチで雪崩現象となります。
20度設置では15センチ〜25センチで雪崩現象となりますので設置した屋根の庭先には近付かない方が賢明です。
これは、短時間の降雪時には絶対注意が必要です。
自然破壊と言うよりも管理責任ですか、注意いたしましょう。
太陽光発電は通常の発電じたいでは、自然破壊は無いのです。
あるとすれば、太陽電池自身の製造過程においての事故が自然破壊につながります、太陽電池の組み立てにはなんら関係ありません。
太陽電池自身の製造過程では、大変危険な、工業薬品や工業ガスを使用して製造していますので、一旦事故となりますと大惨事になります。
製造行程の安全管理や人的管理には、各社とも要注意です。
太陽光発電で自然破壊が有るとすれば、設置法方と製造過程の事故によるものが想定できます。
後、考えれるものとしては、系統連系中の事故が考えられます。
設置者が勝手に増設したり、システムを自分で変更した場合は事故が予測できます。
例として、
太陽電池の配線ミス、直流電源による感電、系統連系点の切断をせずに工事パワーコンデショナーのコントロール範囲を超えた増設、配線のねずみ、鳥類による配線切断などと#太陽電池の接続枚数の増減(太陽電池不良での事故も有る)による
電圧、電流変化による事故、等が予測されますので注意しましょう。いずれの場合も人的ミスによる事故により自然破壊につながるわけで後は、パワーコンデショナーの部品劣化による事故が予測できます。
太陽光発電自体では、自然破壊は、無いのに等しいしのです。

私達は、近い将来、オール電化の住宅に住む事に成るとは思いますがそこに、居住している居住者が常に電気を使用している事を忘れてはいけません。電気は使用している姿が直接見えないことや、実際に手にとる事はできないので各個人が使用した実感がわかないし、実際に手にする事が出来ません。各個人の使用量は、太陽光発電を行って始めて自分達の使用量を確認するようになります。

私達は、電気エネルギーや、生活を得るために、多くの資源を消費し、地球環境を汚染し続けている事を、今一度確認し、

          21世紀を迎えるに当たり
宇宙から見た時の地球の姿が青い地球で見続けられるようにと努力をしなければならない時間になっている事に気が付かなければなりません。
私共、太陽発電所がネットワークを介して、情報を発信し 、多くの人々に宇宙空間に青く輝いている地球の大切さを伝え、その環境は微妙なバランスで保たれていることを知っていただき、限り有る、自然、環境、寿命、を有効に利用し、後世に伝える義務が有る事を考えて、どのように行動するかを皆で考えながら、身の回りのほんの少しのことから、自然にふるまいながら肩ひじ張らずに、今の私共にできる身の回りの事から始めましょう。

              裏話
登場人物
 物語には、真実と見せかけとが有り両者を比べた場合は、

▲上に

浅川太陽光発電所 - 八ヶ岳・北杜市大泉 -
copyright 2001-2007・The ASAKAWA soler power station / ASAKAWA Hatsuo

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