森の組曲 Forest
suite
Tatsuya
Koumazaki & Febian Reza Pane
八ヶ岳山麓より静かに流れるアコースティックの響き…。
それは大自然からのメッセージ。
生命への慈しみと温もりを感じ、”やすらぎの記憶”を辿りながら永遠の夢想へと誘います。
大自然に静かに響く、リラクゼーション・サウンド。
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- 空と子供たち
The sky and the children
- 森の精の誘い
Invitation to fairy forest
- 二月の森林(もり)
Forest in February
- 緑の風に運ばれて
Breathing in the green air
- 森との約束
A promise with the forert
- 黒百合の午後
KUROYURI in the aftermoon
- 木もれ日の輝き
Sunshine among the leaves
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視聴コーナーへ
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Member
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Tatsuya Koumazaki ( acoustic
guiter・Percussion )
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Febian Reza Pane ( piano .
pianica )
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All Music Composed by Tatsuya
Koumazaki
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Arrenged by Febian Reza Pane , Tatsuya
Koumazaki
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『森に想う』 井上勝六
サケは森の川に生まれ森の川に帰る。森の緑を受けて生まれ育ち、海の緑で大きく育まれ、そして故郷の川に帰ってくる。サケは、一つにつながった森と川と海の住人。「木に縁<よ>りて魚<うお>を求む」(孟子)のも、森が傷つけば、サケは生きてはいけないからだ。森が豊かならば川も海も豊かで、生きもの全ての共生が図られよう。
人口増加がイースター島から森を消したとき、巨大なモアイの像を残して、その地から人間も文明も消えた。メソポタミア文明から始まって、インダス、エジプト、黄河などの古代文明も、森を伐りつくして滅んだ。豊かな森を切り開いて栄えた文明も、結局は森に復讐されて消えた。そして、ギリシャ・ローマ・ヨーロッパからアメリカへと、文明は一つ一つの森を確実に消しつつ、新たな森を求めて進行した。
人間は生きとし生けるものの命の基、母なる存在の森を際限なく削っていく。しかし、古代ゲルマンの人にとって、森は不気味で恐ろしいところ、畏怖すべき天狗の住みかであった。その恵みの価値を知っていた彼らにとって、そこは神の降下してくるところ、人の語るべき神社であった。歩くに疲れた旅人は木陰に休んで元気を回復し、嬉しいときも悲しいときも森へ行ってはそこの精に触れて癒された。
木は大きいこと、たくさんあることをもって良しとする。森は木が多く繁るの意。水があれば森があり、森があれば水がある。森の色の緑は、砂漠の民にとっては聖なる色。古代、緑色から青色までの広い範囲の色が緑であったのは、森と水が不可分の関係にあったからだ。黒くてつやつやとしている髪を「緑の黒髪」と言ったのも、緑の持つ生命力に例えたからだろう。羅は「つらなる」の意から、森羅は森がつらなること、万象は「様々の形、あらゆる事物」を意とする。つまり、森羅万象とは「宇宙にあるいっさいのもの」、そう、それは森から始まったのだ。
『森の組曲』 小馬崎達也
自然との対話から曲を作りを始めたのは、数年前、安曇野にある「穂高養生園」に行った時のことです。雪が降る二月のとても寒い夜、窓越しに、雑木林の中にある仲のいい一組の松の木を、しばらくの間何も考えずに見ていると、何かいろいろ語りかけてくるような気がしました。今はまだ冬眠中。でも、春が一歩ずつ近づいて来ていて、新しい芽を出すためのとても大きなエネルギーを蓄えているのを感じたのです。その木があるひとつのメロディーを自分の内側から引き出してくれました。「こうやって曲を書けばいいんだよ」とその木に導かれるようにして、『二月の森林(もり)』を書き上げました。その時不思議と、とても幸せな気分になっていたのを憶えています…。
そして今は八ヶ岳山麓の森の中に暮らし、毎日森や自然のエネルギーに触れていられることにとても幸せを感じています。便利さだけを求めると、とてもここでは生活をしていけません。多少不便な中でも時間をかけ、薪割りやほんの少しの畑を耕し、その中で大自然と自分自身を見つめながら曲創りをしています。
自然は多くのことを教えてくれます。そんな森が教えてくれたことを音楽にして表現してみました。
私たち人間を癒しを与えてくれる森─。森の息が消えると私たちの息も消えてしまいます。
STAFF
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Producer : Tatsuya
Koumazaki
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Recording Engineer : Akira
Katou(Taiyou-sou Club)
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Mastering Engineer : Tadaaki
Kisaka
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Jacket Design : Shuich
Taira
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Executive Producer : Hideo
Utsugi
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Guitar
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Yukinobu Chai custom made
guitar(1,4,5)
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Ovation 1763 classic special
edition(2,3)
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Ovation 1997 collectors
edition(6)
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White Scuner custom made
guitar(7)
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Special Thanks to
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矢崎幹夫(ベーゼンドルファー I.P.F.
JAPAN), 藤森義昭(八ヶ岳星と虹レコーディング), 佐伯稔,
中尾貿易(株)オベーション, 茶位幸信(茶位ギター工房),
矢部正人(White Scuner), 井上勝六, 清里清泉寮
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