月夜風
Wind a at moonlit night
題字:高橋政巳(樂篆工房)

研ぎすまされた業は、
母なる懐でゆっくりと醸し出される。
酒蔵から響く月夜の風を味わって下さい。


福島県喜多方市の大和川酒造の北方風土館(昭和蔵)にて
2004年11月7日〜12日に録音をしました。
CD純米吟醸酒 をセットで限定1000部作ります。
酒蔵から生まれた響は、純米吟醸酒と一緒にお届けいたします。
アルバム名もお酒も
《月夜風》です。
セット価格
\5,250です。
桐箱入りです。
数に限りがございますのでお早めに。
いよいよ発売しました。
大和川酒造店
http://www.yauemon.co.jp/index.html

CDのみでも販売します。P.M.F.まで

YAUEMON-001
月夜風
Wind a at moonlit night
      <パンゲア>
小馬崎達也&PANGAEA

月の組曲 - Monn Suite
1. 第一章 月の忘れもの
Something was left on the moon (5:02)
2. 第二章 月への思ひ
Longing for the moon (5:18)
3. 第三章 月から舞い降りて
Landing from the moon (2:23)
4. 第四章 大地に浮かぶ月
The moon above the earth (2:16)
5. 第五章 月のわらべうた
Children's song of the moon (4:18)
6. 第六章 満月と小月
Full moon and a little moon (2:58)
7. 第七章 下弦の月
The crescent (5.26)
8. 第八章 波舞月
The moon dancing on the waves (5:26)

9. 草の海を吹き抜けて
Wind rippling the sea of grass (5:35)
10. 月夜風
Wind a at moonlit night (5:56)
11. 朝靄の胞衣
Cocoon of morning mist (6:27)
12. 父さんの歌
Song of Father (6:03)
13. 桶洗い唄
Okearai-uta (3:15)







Cover Photgrah:藤森武


大和川酒造 北方風土館(昭和蔵)

小馬崎達也(桐guitar・久乗編鐘、作曲)

吉口克彰(琉水鉦、percussion)

仲林利恵(篠笛、箏)

手塚正人(bass)

ほしゆきえ(朗読、作詩)

阿部伊立(杜氏歌)

何処からともなく現れ、いつの間にか蔵には美しい旋律が流れていた。
桐のギターを奏でる彼とはいつか旧知のように地酒を呑み交わしていた。
これが小馬崎達也氏である。
世界の各地に演奏活動する彼の音楽は、その民族音楽と
出会い優しく融け合い東洋の繊細な旋律にのせられて見事な曲になっている。
北方風土館の仕込み蔵の音響の良さは幾多の演奏家が感心していたところではある。
至極自然にこの仕込み蔵での作曲と収録、安部伊立杜氏(小千谷)の桶洗い唄とともに
CDと地酒の組み合わせが出来た。
会心の作である。
まずはCDをプレーヤーにかけ流れくるメロディーに酔いながら
純米吟醸酒の封を切って欲しい。
冷やで、燗で、好きな器で。
大和川酒蔵 北方風土館 佐藤芳伸


京都の曼殊院に、「梟の手水鉢」<ふくろうのちょうずばち>なる手水がある。
縁から手を伸ばしても届かぬ位置に配してある手水鉢は、
手洗いの用は全く成しえない。
静まりかえった月夜の晩、
この手水鉢に映った月を天井へ取り込むのである。
月光に包まれながら傾ける杯。
寺で一献とはいかないが、酒蔵でのレコーディングが決まったとき、
手水鉢へ注がれる月光が緩やかな風に揺らぐ景色が見えたのである。
月夜風。
小馬崎達也


朝靄の胞衣<あさもやのえな> 作詩:ほしゆきえ

つの日か、想い出すことがあるだろう。
あの坂から見た、この街を。

まっすぐに延びた、滑走路。
助走をつけ、朝靄の胞衣へ音をかき消し滑り込む。
残雪の消えぬ山に守られた街。
その懐は、太古の水底。

見上げる空の青さは揺らぎ、
たゆたう水滴のプリズム越しに降りそそぐ。

ゆっくりと動きはじめる時を刻むは、畔のヒバリ
つくしを追い越す道端のタンポポは風に乗る
背比べしている早苗を愛おしみ
アスファルトに届く緑の深さに、ときめいてみる
休耕田で揺れているのは、
可憐な花嫁衣装をまとった蕎麦の花
寄せては返す、黄金色の波が静まる頃
街は、モノトーンに包まれる

辻を曲るたびことに、ほんのり甦る甘い記憶。
耳を澄ませばいつだって、戻りたい時空へ飛び立てる。
振り返った路地裏に、笑い声と下駄の音が響いている。
想いは何処にも消えやしない。

いつの日も、想いでが恋しくなったら来るがいい。
この坂道から空へ向かって。

父さんの歌 作詩:Fransisco Rodriguez
       意訳:仲宗根光彦、井上勝六

私たちに
その瞬間<とき>は来るのだろうか

あなたが
いつもの歌を
私に教える瞬間<とき>が

私が
あなたに
ありがとうを伝える瞬間<とき>が

時は流れ、時は去り・・・
交わりの瞬間<とき>はいつになるのだろう・・・。


小馬崎達也&PANGAEA
小馬崎達也(桐ギター、久乗編鐘、作曲)Tatsuya Koumazaki
吉口克彰(琉水鉦、percussion)Katsuaki Yoshiguchi
仲林利恵 (篠笛、箏・十三弦、十七弦) Rie Nakabayashi
手塚正人(bass)Masato Tetsuka
ほしゆきえ(朗読、作詩)Yukie Hoshi
安部伊立(杜氏歌)Itatsu Abe


Executive Producer : 佐藤芳伸 Noubuyoshi Satho
Produced:小馬崎達也 Tatsuya Koumazaki
Mastering Engineer:木坂忠明(Della Inc.) Tadaaki KIsaka
題字:高橋政巳 Masami Takahashi
Cover Photgrah:藤森武 Takesi Hujimori
Cover Design:野村直樹 Naoki Nomura

Recorded:2004年11月8〜12日
大和川酒蔵 北方風土館 Yamatogawa syuzou Hoppo fuudokan

Special Thanks:
小林一三ギター工房、中尾貿易オベーション 佐伯稔、ホワイトスクーナー矢部正人、
(株)山口久乗 山口敏雄、桐の里三島町、太陽倶楽部 加藤明、
樂篆工房 高橋政巳、あいべ

製作:Panagaea Music Farm
http:www.mt8.ne.jp/pangaea/   e-mail: pangaea@sa2.so-net.ne.jp


合資会社 大和川酒造店 (弥右衛門酒蔵)
http://www.yauemon.co.jp/  e-mail: sake@yauemon.co.jp
福島県喜多方市字寺町4761 〒966-0865
TEL 0241-22-2233  FAX 0241-22-2223

小馬崎達也のお問い合わせは、pangaea music farmこちら<pangaea@sa2.so-net.ne.jp>までお知らせ下さい。


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