悠久の大地 

Everlasting Eart

時空を超えて、遥かなり限りなく。母なる大地、父なる大地。


1 晴れた日には / On a sanny day
2 遠い雨 / Rain in the distance
3 クレオ・ド・メロード <鎮魂の輪舞>
      / Cureo de merode <A raquiem>
4 黎明の響き / With the finst gleam of dawn
5 久遠 / Eternity
6 十三番目の月 / The thirteenth moon
7 悠久の大地 / Everlasting Earth

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悠久の大地 / PMF-003

悠久の大地

 この宇宙は約140億年前の大爆発(ビックバン)で、誕生し、現在もどんどんと膨張している。我が地球のある太陽系は、2000億個の星の集まりの銀河系の片隅にあり、太陽は一個の平凡な星に過ぎない。宇宙には銀河系の同じような星の大集団が海に浮かぶ小島のように無数存在し、最も遠い銀河は地球から130億光年離れたところにあるという。
 地球の誕生は約46億年前、最初の微生物化石の発見は33億年前、有核生物の出現は18億年前、そして12億年前に植物と動物に分化し、動物が陸に上がったのは4〜5億年前という。もともと巨大な単一大陸であった陸地・パンゲア(パンは汎、ゲアは大地)は約2億年前に分裂を始め、その後の移動の結果現在の地形となった。大陸地殻の分裂は現在も進行中で、6000キロにおよぶアフリカ大地溝帯は日々その幅を広げ、サバンナは1億年後には海に没する。
 今、万物の霊長としてふるまう人類がこの地球上に出現したの200万年前、地球の生命を1年間間にたとえると、それは12月31日午後8時のことであり、文明が誕生した1万年前は11時59分と計算される。現代社会を支える自然科学の活動が始まったのは300万年前、最後の2秒間のできごとでしかない。このわずかな時間に、人類は地球に対してガン細胞となって資源を消費し環境を破壊、世期末にあって人類の寿命は風前の灯となった。しかし、己の宿主を滅ぼしてガン細胞は自らも死なざるおえないが、、地球誕生という悠久の時間の中にあっては、人類の滅亡は地球の蘇生・再生を意味する。
 現在、地球にとって鬼子となってしまった人類だが、しかしこの人類もまた地球が46億年もかけて創り出してくれたかけがいのない生命でもある。母なる地球によって育まれてきただけに、なにも先を急ぐこともあるまい。永遠の時の流れに身をゆだね、悠久の大地と共にゆったりと時を刻ませてもらおう。                     井上勝六

小馬崎達也  (acoustic guiter)Tatsuya Koumazaki

奈須由紀子  (cello)Yukiko Nasu

田島和枝   (笙) Kazue Tajima

水野俊介   (bass)Syunsuke Mizuno

吉口克彰   (琉水鉦・percussion)Katsuaki Yoshiguti

全作曲  Tatsuya Koumazaki

All composed by : 小馬崎達也 Tatsuya Koumazaki
Producer : 小馬崎達也 Tatsuya Koumazaki
Recording Engineer :小馬崎達也 Tatsuya Koumazaki
Mixed Engineer : 加藤明(太陽荘倶楽部)Akira Kato
Mastering Engineer : 木坂忠明(Della Inc.)Tadaaki Kisaka
Jacket photo graph : 井上勝六 Shoroku Inoue
Jacket Design : 野村直樹 Naoki Nomura
八ヶ岳 星と虹レコーディングスタジオにて
1996年5月<5>1997.年8月<2.3.4>、1998.年4月録音

Special Thanks to
藤森義昭 (八ヶ岳星と虹レコーディング)、中尾貿易(株)オベーション、
茶位幸信 (茶位ギター工房)、佐伯稔、児野豊子、池田玲子、井上勝六、井上ひろ美



CD「悠久の大地」のお問い合わせは、Pangaea Music Farmまでお知らせ下さい。
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