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PV Japan 2009 | 第4回新エネルギー世界展示会

2009. 6. 24,25,26

【公式サイト: http://www.pvjapan.jp/ | http://www.renewableenergy.jp/

 今まで、機会に恵まれず訪れることのなかった展示会に行ってきました。

今回の目的は、今まで私が関わってきた太陽電池産業がどの程度熟成したかと、太陽電池産業がどの方向に向かい、発展してゆくかの同行を取材する目的があり、できるだけ多くの情報に触れ、生の状況を確認する機会として捉えました。


(写真 3000)

今一番、皆様が気になる太陽電池の同行ですが、技術的には各社とも遜色はなく、特徴のある製品の開発に力を注ぐ会社もあれば、汎用品の充実を目指しながら新製品を投入する会社ありで、注目する点は、第三世代の国からの太陽電池の売り込みがかなりあり、各社、価格面ではかなり検討しているようでした。

会場は、カテゴリーごとのゾーンに分かれていて、生産から販売・設置まであり、太陽電池の誕生プロセスから設置販売プロセスまであり、幅広く学習できるように配置されており、太陽電池に必要な情報は幅広く揃っていました。

一般の方が、会場を訪れたならば、どこを見ればよいのか迷うのではないかと感じました。

とりあえず、太陽電池/モジュール関連の展示スペースを写真に収めて参りましたので紹介いたします。


(写真 3003・3004)

今回の展示スペースの中で注意して見ていたならば、原材料や加工材料の展示スペースが充実しており、驚きました。


(写真 3002)

また、初日だったので、報道各社の取材があり、太陽電池のセルを世界に供給しているメーカーの話を聞くことができなく残念でした。

会場の一角には、太陽電池産業紹介する出版社の各ブースがあり、そちらでもお話を伺うことができました。(自分が紹介されているブースは必ず)

各あるブースの中で、私が一番好感度を得たブースがありましたのでここで紹介したいと思います。


(写真 3001)

できるだけ、参加している生徒さんは直接出さないように写した結果このように傾いてしまいました。(申し訳ございません)

こちらの学校

http://www.higashine-th.ed.jp/

とっても気になり、ブースに立ち寄り、担当の先生にお話を伺いました。

電子システム科 教諭 庄司先生です。

私が一番、興味があったのは、如何にして、生徒に対して、各自の目的意識をどのように目覚めさせ、一丸となって、太陽電池を制作したのかでした。

短い時間の中ではありましたが、充実したお話を伺うことができました。

また会場において、実技を実施していた生徒の姿には、自信があり、堂々とした姿勢で実演を行っていました。

多くの生徒に対して、広い視野で均等に技術を教えて、実践させ、失敗もあるが成功もある。その中から学ぶことの大切さと、技術を身に付け、実践し、充実感を得ることの大切さを教えている。このような学習が、国内のどこでも普及していたならば今回のような不況が押し寄せても、大きな痛手を被ることはなかったのではと思いました。

頑張れ 山形県立東根工業高等学校

また、このような授業を支えている事業家、個人で太陽電池を作った事が有る人ならば必ず知っている、この人の協力が大切な基盤となっていました。

こちらの功績も忘れてはいけません。

http://www.shibuya-univ.net/professor/detail.php?id=70

日本の物作りの現場を支える技術者を育てるような、すてきな空間でした。

もう一つのゾーンで気になっていたのが「再生可能エネルギー世界フエア」です。

こちらのブースで気づいた事は、新規エネルギー産業に期待する各自治体の誘致合戦と、既に企業誘致に実績の有る国々の更なる誘致への勧誘でした。

その中で、お話を伺ったのは、イギリスのWalesブースです。

ウェールズは、第一次エネルギー革命・石炭、から第二次エネルギー革命・石油、第三次エネルギー革命・自然エネルギー利用、と技術力維持の法則を手にして、新規の企業誘致を官民一体で、押し広げていました。

日本と同じ島国なのに、幾多のエネルギーショックを乗り越え、技術力の高さと、優秀な人材、企業に協力する大学等を交えた、文化的な一貫性の有る企業誘致を展開していました。


(写真 023)

日本の各自治体のブースはと見てみると、私たちの北杜市とさして変わりはなく、共有する問題点を抱えており、計画の一貫性がなく開発された工業用地の不良債権となった、誘致企業のない広大な工業団地に如何に企業を誘致するかだけを、アッピールしている展示ブースが多く、残念でした。

また、国策のハブ港を中心とした臨海工業団地形成を目指したが、一貫性のない補助金制度を使い開発計画を推し進めた為に、周辺各国のハブ港政策に先を越され、工業用地は完成したが、誘致企業が無いという現実を見る事ができました。各自治体の担当者は、誘致に興味を持った希望企業に対して懸命にPRを行っていました。

これは、海だけの話ではなく、空路、空港関係にも言える事で、国際的視野を持たない地域開発は、バランスが悪く、24時間営業のできない地域は、利用事業社の撤退が予測される事を実感いたしました。

「再生可能エネルギー世界フエア」で技術的に興味を持ったのは、水素エネルギーの利用での、航空関係のエンジンでした。

エンジンの排気温度の低さに驚かされ、これを実際に使用した航空機を開発した場合、相当の情報入手が可能になり、紛争国や国際協力の場において、かなりの技術的優位性に富んでいるシステムだと感じました。

あまり、武器関係では使用していただきたくない技術力です。

これからの産業構造は、優れた技術をいかに伝承し、更なる開発に結びつけ、新しい産業を作り出すかが問題で、現在有る産業の次の世代をいかに開発できる企業を誘致できるかにかかっているので、できるだけ多くの官民一体となった、労働者だけではなく、企業が成長するのに必要な人材確保が容易な、長期計画ができる誘致が必要となっている。

日本の場合は、短期の単発型で行う為に、地域、周辺経済まで視野に入れた開発計画が実施されず、荒廃工業団地が点在する結果となっている。

さて、本題の太陽光発電関係のエリアに戻ります。

私たちの北杜市に有るメガソーラー発電所の写真がありました。

紹介いたします。


(写真 3005)

NTTファシリティーズの会場ブースにありましたパネル写真です。

では実際の場所を私が撮影した写真と比較すると本物である事がわかります。


(写真 2804)

今回、二期工事がほぼ完成した場所を関係者の好意により写真撮影することができました。八ヶ岳の主峰を捉えてみました。


(写真 2878)

それと、会場で気がついたのですが、私たち幼い頃からなじみある地元企業のブースがあり驚きました。

  キッツ   東京エレクトロン   ちょっと驚いた。

驚きながら、太陽電池/モジュール関連ブースで、各企業の戦略を見てみると
かなりの価格競争が起こっているようそうです。

特に、日本メーカーに対して、後発メーカーの追い上げが、すごい勢いで押し寄せていました。その中で、中国、インドのメーカーが気になりました。

中国メーカーは、資本と労働力、業務提携などにより、ノックダウンから一貫生産メーカーへと転身して、新たなる戦略のもと、新製品を発表していました。

インドメーカーについては、国内の身分制度、カーストのためか、格差が有る中で、着実に力を付けてきたメーカーなので、国際的にも十分やっていける力を付けてきている事がわかりました。これら各国の追い上げを受けている日本メーカーのブースを訪ねましたが、さほどの緊張感はありませんでした。

海外メーカーでは、太陽電池の保証期間を25年と発表しているメーカーもあり、この時点で、国内メーカーだと思いましたが10年保証はふるすぎます。

各新しい技術の現場から見てみると、太陽光の捉え方が広域波長帯になっている事がわかりました。また、積層技術の向上から太陽電池の性能も良くなっており、セルを覆うフィルムの性能しだいで、更なる発電効率の向上の可能性が見えていました。特に驚いたのは、分子配列規模でセルやフィルムを加工する事で広域帯の光を閉じ込める事ができるし、熱の発散も可能になる可能性が高いので、加工技術の向上と生産管理能力が高い日本企業は、なんとか先に進む事ができると思いますが、かなりの努力をしないと、すぐに国外メーカーに追い越される事になると思います。

タイムオーダーで見ると早ければ5Yくらいで、遅くとも7Yには同等のレベルまでくる事が予想されます。

このような展示会で、必要な最新機器を各社が手に入れる事ができるので、一部の企業に限られていた、太陽電池産業が、資本力や技術力の有る企業であれば一年以内に工場を立ち上げ、人材さえ揃えば現在の最新太陽電池を作り出す事ができる時代へと移行しつつあり、各企業の研究開発が、今まで以上に重要になってきている事がわかった PV Japan 2009 でした。

浅川太陽光発電所
所長 浅川 初男
2009.07.07

▲上に

浅川太陽光発電所 - 八ヶ岳・北杜市大泉 -
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