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八ヶ岳南麓における地球温暖化現象 2010 P1

 東の空らか静かに顔を出す太陽を迎え、この時から新たなる日々をかさね、より良き年にと、朝日を拝みながら感じた、初日の出です。

 ここ八ヶ岳南麓は、日の出から数時間は静かな感じでしたが、9時頃には冷たい強風が八ヶ岳を取り囲み、南麓一帯に吹きおりております。

 昨年は、季節風が12月20日過ぎになってから、吹きはじめ、暖冬と言われた一昨年と比べると、多少は冬らしい師走を迎えることができ、最低温度も−7度を記録することがありましたし、元旦も−7度を記録致しました。

 15年ほど前は、この時期は−10度位を連日記録し、北西の冷たい季節風が砂塵を巻き上げ、空の色が茶色く見えるほどの風がありましたが、ここ数年は記憶にありません。年末の八ヶ岳の様子を見ると、ここ数年は積雪が少なく、スッピンの八ヶ岳を見ることができますが、急激に天候が変化し、冬山の厳しさを戒め、私どもに知らせるのもこの時期でございます。

 ここ数年の年末の八ヶ岳を紹介致します。


2007年12月

2008年12月

2009年12月

(写真 2007.12 2008.12 2009.12)

 2007年12月・2008年12月・2009年12月の三枚の写真からも分りますように、2008年12月が、いかに雪が無く、暖冬傾向になっていたかが分ります。

 私たちの体感温度も、ここ数年の暖冬のため寒さを忘れていたようで、−5度近くになると、とても寒く感じるようになっていました。しかし自然は、正直です。海抜1200メートル付近にあるゴルフ場の日が当たる部分の芝生が枯れることなく、正月明けの降雪まで緑を輝かせていました。

 これを象徴させる出来事が渓谷で起こっています。八ヶ岳からの伏流水を滲ませる断層にできる冬の名物・氷のカーテンの出現がなく、ツララの出現で終わっています。

(写真 3354・3355 )

 いつでも、撮影できるのでと、撮影せずに過ごしていた、冬の名物・氷のカーテン。氷のカーテンが出現するのには−10度近くの気温が一週間ほど必要です。

 寒くなって、凍えるのが苦手な私には、喜ばしいことと思いつつ、残念なことになり、複雑な八ヶ岳南麓の温暖化の進行状況です。

 庭先では、福寿草が金色の花びらを広げ、残雪の間からお日様を探しています。

 この時期見られる、澄んだ青空がここ数年白さを増して水色の空が輝いている。

 1月の中旬になり、降雪があり、雲が陽射しをさえぎると、体感温度は一気に下がり、凍えるような寒さを感じます。温度計と湿度計を見ると、外気温−2度、湿度はこの時期には珍しく、40%を示しています。例年だと湿度計は30%以下になっているのに湿度は高めですが私たちの体は、湿度が高いと寒さを実際以上に感じるようです。などと言っていたならば、寒波襲来−8度さすがに寒い、日中でも−4度、でも翌日には午前10時では+になっている。極端な寒暖の差により血圧も上昇気味、体調管理には十分注意しなくてはいけない日々が続きそうです。   昼夜の温度差14度以上、健康管理には注意。

 このような、極端な寒暖差はどこからもたらされるのでしょうか?

 航空機の運航に携わる知人からの情報によると、高高度上層で異変が起きているとのお話をうかがうことができました。近年、高高度の上層部、特にジェット旅客機が運航する高度において、気流の乱れが大きく、運行するのに気を使うとの話でした。通常は季節の変わりめに、航路上空の大気層が乱れるのに対して、ここ数年は、季節が変わっても大気層の乱れが続いている。まるでお餅を網の上で焼いた時のように膨らむような、特に大きな空気の固まりの中に飛行機が捕まることが多く、気を抜けない状況になりつつあるとお話をしていただきました。通常であれば、暖かい空気と冷たい空気の境目を越えて上昇すれば安定した飛行ができるのですが、温暖化のためか、空気の境目がいままでの高度より高い場所に移動し、本来であれば平な空気層になるところが、押し寄せる波のようになっており、さらには突発的に大きな空気の固まりが、網焼きのお餅のように立ち上がり、先行する航空機からの五分前の航路天候情報が全く役に立たず、予測不能になることもあるとうかがいました。このように、上空大気の乱れが、地球温暖化の進捗を現していた場合は、夏期の積乱雲発生時には重大な事態になることが予測できる。熱帯低気圧や前線を伴う低気圧の場合は、極端に大型になる可能性があり、いままで確認されていなかった現象が多発することになる。特に航空機に影響を与えるものでは離着陸時のダウンバーストや突風である。あろうはずのない、バランスが崩れた場合、大気中にも津波のような現象が起こるのではと、危惧致します。

 航空機の大型化には要注意が必要かも知れません。海上交通に目を向けますと船舶では、いままでに経験されたことの少なかった変形波を受けることが多くなり、海難事故の多発が予想される。特に海水温の変化が激しい場所には注意が必要になると思われる。空気は膨張率が高いので現象は多発するが、海水と比べると密度が薄いので、竜巻のような現象が起こらなければ大きな被害はないと思われますが、海水は密度が大きいので、海水面にどのような現象が起こるか分りません。一カ所で猛烈に荒れた場合、遥か離れた場所で被害が発生することもあるのです。映画ビックウエーブのように、北太平洋の荒れた波が、遥かハワイまで到達して、サーファーのあこがれの波、ビックウエーブをもたらすように、太平洋上で猛烈に発達した低気圧により、巨大な波が日本列島沿岸に打ち寄せてくることも予測できます。海運業界で遥か前に研究されていた潜水タンカーが必要な時代になっているのかも知れません。

 実際の観測から

 ここに、15年間の八ヶ岳南麓の晴天率がありますが、それらの傾向ら判断できることは、年間の日照時間が減少しつつあり、特に7月に最低日射量を記録することになりそうです。この時に成長点を迎える農作物にとっては、ダメージを受けやすく、稲作については病気の発生しやすい環境となることが予測できます。また、平均気温は、暖かい方向に向かいますが、一時的に極端な変動が生じやすく、急激な温度変化が発生しやすくなる傾向にあります。平均気温が安定化するので、局地的な上昇気流の発生が頻繁になり、ライフラインへの落雷の発生の増加が予測されますし、局地的なゲリラ豪雨になることが多く、洪水に対する注意が今まで以上に必要となり、山間部においては短時間に発生する局地的豪雨による増水には特に注意が必要になります。これらの現象に伴い突風の発生も予測されますので、風をさえぎる物のない広い場所では、予想以上の強風となることがありますので、雷雨とともに発生する風には建物内に避難して、通り過ぎるのを待ちましょう。八ヶ岳南麓では、山の中腹で雷雨が合った場合、渓谷内部に流れ込むまでのタイムラグは、上流域で1時間から2時間後急激に水かさが増します。中流域標高1000メートル付近では2時間から3時間後、標高700メートル付近では3時間後以降が最大になると予測されます。雨がやんだからと言って、安易に河川に近づくのは非常に危険な行為に成りますのでご注意ください。短時間であっても集中的に降る場合が発生しますので特に、観光シーズン等においては、渓谷を散策される方が沢山おられると思いますが、十分な注意をはらい、渓谷の河川から避難する行動を御願い致します。

 登山に当たっては、山の天気は急変することを念頭にいれ、登山計画を立て登山を安全に楽しめるよう配慮を御願い致します。もちろん車での移動時も天候の急変には注意して、事故のない八ヶ岳南麓散歩を楽しみましょう。

 と、文章に数日かけていたならば、寒波襲来、連日マイナス5度以上。

 本時は、一週間ぶりに見回りに行くことに致しました。氷の、カーテン出現しているでしょうか?
道路は凍結、アクセルから足を離したならば、あら不思議 車が九十度、向きが変わり反対車線に、対向車がなくて一安心、4Wに入れて無事脱出。

 雪道でアイスバーンを発見し、急遽アクセルを緩めたためエンジンブレーキがかかり、登りカーブだったので見事に向きが変わったのでした。

 後続車は、驚かれたと思います。車間距離があったので助かりました。

 こんなドジをしながら八ヶ岳南麓を見回りに出発。

 氷のカーテン・・・・残念 ・・・・まだ寒さが足りません。

(写真 3356・3357 )

 やはり、マイナス10度ほどなくては、氷のカーテンはできそうにありません。

 明日から温度が上がらず、一週間以上マイナス5度以上が続けば氷のカーテン出現するかもです。本日外気温マイナス8度。氷のカーテンは ?

 部分的に出現 、 もう少し成長すると氷のカーテンになりそうです。

(写真 3359・3360 )

 八ヶ岳が綺麗だったので、ついでに 2カット 撮ってきました。

(写真 3361・3363)

 そういえば、早朝の朝焼けに、富士山のシルエットがハッキリと忘れていた記憶がよみがえりました。
神戸を思い出した。 ほんの少しの距離で 壊滅 瓦礫の街忘れてはいけない。

 寒さが厳しいと、空気も澄んで綺麗なのですが、歳とともに身に堪えます。

 地球の何かが大きく変わりだそうとしているのか、それともゆっくりと進みだしたのか、臨界点は2000年あたりであったようです。

 今は、自然がプラス・マイナスの自己修正を試みているようでが、それが終われば事態は急加速で進行すると思われます。

2010.01

▲上に

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