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八ヶ岳南麓における地球温暖化現象2015      
私たちは、どこへ。 温暖化と未来の子どもたちへ。

ここ八ヶ岳南麓では、近年に無い速度で、桜前線が登ってきました。
3月末に、ソメイヨシノが甲府盆地で開花、すると、すぐに北杜市の南部標高450m、一週経って、段上と言われる日野春標高600m、続いて標高750m、長坂、箕輪、4月の第一週には、標高800m地点まで一気に駆け上がり、新入学の児童が桜に迎えられました。新緑に彩られる山々も急速に緑をまとい、唐松林の新緑が、黒から緑へと衣替えをしましたが、今年は、少し違っていました。
ゆっくりと緑になるのではなく、一週間で新緑が芽吹いたため、鮮やかな緑ではなく、黒い緑で始まり、鮮やかな緑へと変わった為に、唐松の芽吹きの色で気温を知り、種まきの準備をしていた農家を焦らせる結果となりました。
ふと私が、子どもの頃の景色を思い出すと、5月の初旬の祭りの時に、桜が咲いていましたが、現在は、約一ヶ月早く桜を見ることができる気候に変化しています。我が家の庭先の各草花も、一ヶ月以上早く開花し、庭先に咲き誇ります。

CIMG5185.JPGこちらのヤマユリ
1990年代までは、8月初旬の開花
2015年は、7月中旬に開花
旧盆の花であったのが懐かしい。     


CIMG5188.JPGこちらの花も、旧盆の頃に咲き誇り
墓参りに持参した花であったが
現在は、7月の初旬から咲き始め
庭先を彩っている。


どちらの花も、1990年代は、旧盆の花として、使うことができたのですが、今年は、殆どの草花の開花が、早く、驚いているこの頃です。

特に、変化し、減少しているのが、夜になると網戸に群がる多様な昆虫が、今年、2015年は、7月末、未だに現れません。一時、気温が20度を超えた頃、蚊の襲来がありましたが、30度を超える日が数日間あったならば、全く姿を現しません。
今年、2015年は、標高900m地点で、日中の気温が32度を超えたならば、森の中で鳴いていた昆虫や、小鳥の鳴き声が、一斉に鳴き止み、森の音が止み、変な静けさを感じた奇妙な体験がありました。高温がもたらす静けさ、不思議な体験。
今まで活動していた、生き物が発生する生活音が無くなり、森の音が無くなり、ただ聞こえるのは近くを流れる川の音と、遠くの高速道路の車の移動音だけ、
         !!動いているのは、人間だけ!!
静まり返った暑い空気、妙な感覚にとらわれた瞬間でした。

○ 八ヶ岳南麓でのこの体感・・・地球温暖化の実体験です。

もう一つの「温暖化進行原因」となる自然現象

CIMG5211.JPG_CIMG5214.JPG

北杜市では、一年前は、緑の森が標高500m〜1000mまでの間で、赤い森に

CIMG5215.JPG_CIMG5216.JPG

こちらの写真は、近年急速に進む松林が松食い虫による、『松枯れ』です。
夏なのに、松食い虫による松林に紅葉の模様が広がる八ヶ岳から茅が岳の裾野。

対策方法は、薬剤散布による「松食い虫(せん虫)」の防除ですが、多くの昆虫も犠牲となるので、反対運動と効果の疑問視により、中止した経過があります。

現在は、松枯れで済んでいますが、放置して、景観的にもただ眺めるだけです。腐敗が始まると、温暖促進効果の最も高い、メタンの発生も懸念されます。
(メタンの温室効果は、CO2(二酸化炭素)の約23倍で大気中に約20%存在)
松食い虫により枯れた松の処理には、多額の費用が係るので、所有者も対策に踏み切れないで、放置状態になりつつあります。これが北杜市、全体の山林に広がっています。年間気温の上昇とともに、標高の低い里から、北杜市の中腹まで、進行している現状は、地球温暖化が着実に進行しているからだと、断言できる状態までになっています。北杜市内でも、松食い虫にやられた広範囲に及ぶ山林は、乾期になれば松枯れ山林の、山林火災の発生も懸念されます。
とくに、本年2015年の夏季における日本列島の猛暑は、過去に記録の無い物として、紹介されていますが、観測態勢が整ってからの記録に無いのと、過去の記録に残されていない、ことが、現在起きているのです。
言い返れば、地球温暖化の最前線を経験する人類として、記録される?。
八ヶ岳南麓では、高温による農作物への被害も心配になって来ています。

日本だけではなく、海外においても中緯度地帯における温暖化現象と見られる
干ばつや、豪雨、が地球規模で起きているのが、各国からのニュースで確認できます。

ネット資料より.gifこちらの画像は、2012年におけるアメリカの乾燥状態を表した図です。
ネット資料として紹介しておきます。
今回、アメリカにおける自然火災は
2012年に大陸の乾燥化の警鐘が発せられてから、3年で大規模火災に発展しており、今回は、大規模にニュース等でも紹介され皆様も、ニュース映像等で火災の発生状況や、消火作業等の映像を御覧いただいたことがあると思います。
火災の広がりは、宇宙空間からも確認できる規模で広がっているようです。


201508.アメリカ西海岸火災.jpg赤く印のある部分が
火災発生部分
薄く白くたなびいているのが火災による煙
(NASA画像・ネットより)




近年の地球観測態勢は、衛星の性能向上により、画像で、確認できるようになりました。気象観測衛星をはじめ各種の光学衛星等により、水分量の分布など、地球環境を鮮明に確認できるシステムが、国際共同で始まっています。

私たちは、2015年以降に起こりうる劇的な地球環境異変を捉えるであろう又は、捉えている衛星画像に注意をはらい、地球温暖化の警鐘として考えるべき時に来ていることを認識すべきです。
ネットにある215年現在の気象衛星画像でも広範囲に及ぶ中緯度の画像を含めた、地球全体の画像の変化に今ままで、以上に注意が必要になって来ています。

ネット画像2015ひまわり.png_2015ひまわり.jpg
太平洋ひまわり2015夏(ネット画像より)  ひまわり春 (ネット画像より) 
両画像を比較すると、日本列島付近の気象変動の変化が激しいことが分かる。


ネット画像2015アフリカ.jpgアフリカ、大陸は、赤道を挟んで、砂漠化が広がっている様子がハッキリと分かる。
太平洋中心の写真でも、中国大陸に広がる砂漠化がハッキリとみえ、今後の温暖化の進展次第では、大規模にアフリカ大陸同様に砂漠が広がって行くことが懸念される。
(ネット画像より)


私たちはどこへ・・・八ヶ岳南麓から宇宙まで行ってしまいましたが、ひょっとして、2015年以降は、八ヶ岳南麓の標高900mで夜間気温でも、25度を下回らない日が発生するのではと、懸念しています。

この暑さを体験してしまうと、体の弱い幼児や高齢者は、体調管理が難しくなってくるのではないかと、心配致します。特に、高齢者をかかえる家庭では、体の温度管理機能が衰えた高齢者の熱中症への注意が、夜間まで必要な状況になって来ています。
熱中症の症状については、以下の表を確認して下さい。
周囲の人の観察が大事で、対話ができなくなっていたならばこちらと比較。

ネット資料より.png

問いかけに対して、返答ができない・会話ができない状態になったり、意識を失うなどの場合は、直ちに、医療機関にて医師の治療が必要です。

とくに、車の中に幼児や高齢者を残し、買物等をしている場合、予期せぬ思わぬ行動をしてしまい、AC(エァコン)を作動させていたとしても、止めてしまう場合があるので、短時間で要件を済ませて戻るようにしましょう。
車のエンジンが止まると20分後には車内が、40度以上になる場合もあるようです。      危険です。

また、幼児や高齢者の場合は、夜間、室を閉め切ったり、空調管理を行わない場合があり、室温が28度を超えていた場合には要注意です。

若者の対策

私の関係上、多くの人と会い、日中、野外にて説明等を行うことが多いので、熱中症には、特に注意を払っているのですが、団体行動の中学生の見学者が、熱中症になることが多いので、説明に入る前に、必ず、水分補給を促し、給水を確認してから説明に入るのですが、100名中3名くらいが、5月の晴天日で、時間帯が午前10時30〜午後15時位までの間であれば、必ず体調を崩すほど、北杜市の日射量は強いのです。(説明時間は1時間程)
7月の下旬に、午後(14時30〜15時30)
成人向けの施設案内をしましたが、あまりにも、日射が強いので、見学者の皆さんに傘等を使用するよう促し、説明を実施いたしました。
その時、女性の方が多数おられたのですが、肌を出しておられる方がありましたので、危険ですからとお声をおかけしたところ、日焼け止めを塗っているので大丈夫、UVカット50を使用しています。(SPF50だと思われます)
と言われましたので危険です。
UV50+++(SPF50)でないと火傷になります。と声がけ!!   気温31度
30分後、女性の肩は、真っ赤に、日傘をさしていても、周りからの紫外線で真っ赤に変色、日陰を御勧めして、見学をしていただきました。
北杜市は、日射量が強く、日照時間が、とても長く、太陽光発電には最適なのですが、ふりそそぐ強力紫外線は、女性の肌には、余りよろしくないようです。

SPFの数値の高い物は、本来、肌にあまりよろしくないので、短時使用を御勧め致します。

標高の高いところや、周りに日陰が無いところでは、輻射による紫外線がありますので、北杜市内では、夏場でも、雪の上と同等の紫外線量なので、長袖で、UV反射する物を御勧め致します。
8月、本日も、午前10時30分から説明する機会がありましたが、標高の低いところからの見学でしたので、皆さんに傘をお貸しして、見学していただきました。全員男性でしたが、紫外線の量や、光りの強さに驚かれていました。
肌を刺す太陽の光りを、初めて経験され、北杜市の太陽光発電の実績が高い理由を、身を持って、体験していただきました。
私たち、人間ですら、この状態です。では、場所を移動できない植物等はどのような影響を受けているのでしょうか?
北杜市内では、お米が主要作物ですが、北杜市内の標高の低いところでは、今まで作っていた、コシヒカリは、白濁や同割れを起こしてしまい、標高の高い所でなくては、良い品物が作れなくなって来ています。
その他にも、山林の植生で、荒れ地ウリの侵略が激しく、森の植生をおかしており、川辺に生息していた、ニセアカシヤの多くが犠牲になっています。
これにより、春先の花の時期に、花が咲かず、それらから、みつを採取していた日本ミツバチの急速な、生態系移動と、消滅が続いており、私の周りにあった野生の日本ミツバチの巣が、今年、2015年は全て、見当たらなくなりました。

○地球の温度変化(氷河期と間氷期(温暖期))と二酸化炭素濃度変化
参考まで、現在の状況を、過去の観察観測記録と比較したグラフが、ネットにありましたので紹介致します。

ネット資料より.jpg
(グラフは、太陽活動と二酸化炭素濃度・ネット資料より)

こちらは、南極の氷床から、導きだした南極における気温の変化と、二酸化炭素濃度の変化です。黒のグラフ気温から、私たちが居る部分は、間氷期と言われ、比較的地球平均気温が安定している時期で、過去にさかのぼると、約10万年単位で、氷河期に向かっていますが、赤のグラフ、二酸化炭素濃度を見ると、急激に近年上昇しているのが見て取れます。この、交差部分があることにより、氷期に向かうと、唱える学者と、温暖化を唱える学者の両学説が交差するのです。
また、太陽の活動の変化により、氷河期が訪れるとする学説もあるので、太陽活動グラフを紹介致します。両者を比較すると。

ネット資料よりX.png
(地球の気温と太陽活動・ネット資料より)

太陽の活動には、観測されている中において、大小一定の周期があることが分かっています。長期の変化を見てみると、太陽の活動が極小期になると氷期に向かうようですが、この観測グラフからは、活動期があと200年位は続く可能性もあり、これらのグラフでは地球温暖化の説明には、決定的な材料とは言えません。
ただ言えることは、ここ120年程で、大気中の二酸化炭素濃度が急上昇していて、この濃度急上昇に対して、対処方法が無いことです。

八ヶ岳南麓にて、今後、2015年以上に夏季の温度が上昇しないことを祈ることしかできないのが残念です。

自然界の摂理では、+があれば、−も有る。
2015年の冬期の気候変動が穏やかであることを願う。


浅川太陽光発電所
所長 浅川 初男2015.08


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