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悪徳訪問販売・太陽光発電システム販売業者

 私たち、太陽光発電普及協会は、当初、太陽光発電の普及と太陽光発電システムの立ち上げ方や、太陽光発電システムの取り付け方、太陽光発電システムの購入方法を、後に続いてくる皆さんが、求め易くする為に、個人が自力で太陽光発電システムを立ち上げたパイオニアが集まり結成されました。 
 最初の頃の太陽光発電は、太陽光発電に興味があり、是非、自分で太陽光発電システムを作りたいの、なかば、気狂いじみた奇人変人が(販売価格が高額の為)やる事だと思われていました。価格も、3KWシステムで600万円以上でしたので、販売業者は、大手の家電メーカーか、特殊の方々に限られておりましたが、国策で太陽光発電の普及の為に個人向けの住宅用に補助金事業が開始され、個人でも、購入可能になり、地球環境の悪化に危機感を抱いておられる方々を中心に普及してまいりました。
個人住宅向けの補助金事業は、国が個人に対して直接補助金を交付するので当初は、厳格な管理の元で審査され補助金交付者が決定されていましたが余りにも、手続きが難しいので、簡素化が図られ今日に至っております。
簡素化が図られると同時くらいに、太陽光発電の販売業者が乱立する用になり、悪徳訪問販売が九州地区、近畿、大阪地区と広がってまいりました。
 手口は、太陽温水器と電気温水器と太陽光発電システムを組み合わせて販売し、ローン契約を強引に進め販売する物でした。金塊の豊田商事と良く似たセールスの進め方で、幅広い年代をターゲットにし、訪問販売法が整備されていないのを良い事に被害者が拡大致しましたが、訪問販売法が整備される事により、これらの太陽温水器との抱き合わせ悪徳訪問販売業者は一掃されたように見えましたが、しかし、今回は、高齢者宅を、をねらい撃ちしている業者が判明しましたので、太陽光発電普及協会は、関係各機関の調査協力を得て、販売業者の販売手口、を調査し、悪徳販売業者に対して、損害を賠償させる事ができました。
なかでもひどかったのは、高齢者宅をねらい撃ちとも言える勧誘方法で、高額太陽光発電システムを設置し、それを勧誘材料にして、周囲の御宅に値引きして販売する方法です。3KWの太陽光発電システム平均価格250前後で販売(現在の販売価格は200万前後)されているものを、悪徳業者は、販売しようとする地域の高齢者宅に3KWの太陽光発電システムを350万円以上で販売していき、以後は順時値引きをする方法で販売をしておりました。悪徳業者は、NEFが発表する平金販売価格から100万円以上上乗せして販売いるのです。最もひどいと感じたものは、高齢者宅には3KWシステムを300万円代で販売し、隣接するとなりには、4KWシステムを同額以下で販売していたものでした。

今回の、悪徳訪問販売手口について、確認できている部分を発表致しますので、今後の参考になるようでしたならば、参考にして下さい。

悪徳 太陽光発電訪問販売員の手口

 一定地域を限定し、集中的に勧誘しいて、新築、高齢者、自然環境に興味を持っている方、自営業を自宅で営んでいる方、都会からの移住者などを重点的に、対象者としてセールスマンを重点的に訪問させる。
 特に高齢者宅を頻繁に訪れ購入を迫っている。

@ 大手メーカーの肩書きを利用し安心感を与える。

A 一定地域限定で、叉は、期間限定で、特別セール中などと言って、あた  かも値引きがあるので今、購入すると、徳であるを協調する。

B 訪問者宅の条件(道路に面している、叉は、宣伝になるので)が良いの  で、特別値引きを致します。

C 太陽光発電で電気料金が御徳になり、さらに、蓄熱ストーブ、深夜電力  を使い、温水器を付けると、さらに電気料金が御徳になります。
 さらに御得の電気料金の季節別電灯契約にする為には、蓄熱ストーブか深夜電力利用の温水器をつければ御得になります。

D 購入気配が見えたならば、補助金申請枠があり今すぐに申し込まないと補助金がもらえないので一両日中に返答をと説明し、あたかも補助金枠が一杯であるかを協調し、会社に電話を入れ、今ならすぐに間に合うなどと言い、契約をせまる。
 特に、注意しなくてはいけないことは、高齢者の在宅者宅である。
 狙いをつけた高齢者の在宅者には、悪徳業者は高齢者宅を頻繁に訪れ、在宅者がノイローゼになりそうになるまでしつこく訪れ、在宅者がこんまけするまで訪問し、契約を迫る。補助金があるのでとくであるなどと言って、一応安心させる多くの悪徳業者は、補助金申請を肩代わりする変わりに、契約後すぐに設置工事にとりかかり、補助金申請の用紙が到着する前に工事を完了し、代金の支払を求めている。

E 購入者が補助金がもらえるのであれば、考えても良いなどと返答した場  合は、すかさず、補助金額を保証しますと答え 契約へ。

F 契約時には、必ずローンを利用させる様にする。
  (ローンが嫌だと言っても、ローンをすすめる)
  ローン契約時点であたかも、返品がきかない様に思わせる為。
  
太陽光発電システムの訪問販売は契約後2年以内(補助金対象者のみ)であれば解約可能。不具合があった場合も、同様である。
  補助金を利用しない場合でも、支払期間内であれば、条件解約可能。

G 近くに、同系列の販売箇所があった場合、近くのお宅よりは価格を安く  するので、このチャンスに購入されてはいかがですかとすすめる。契約成立後は、価格は、近くのお宅には知らせないように念を押す。あたかも、得をしたように思わせる。

H 最初に販売する御宅は、できるだけ高齢者のお宅で、太陽光発電システ  ムに興味はあるが、価格を知る事が出来ないお宅にできるだけ高額販売する。この事により、この近くでは、値引きを求められた時に前例をだし、値引率を最小限にしながら、あたかもとくをしたように思わせる。

I 太陽光発電システムの価格がNEF(新エネルギー財団)から発表されて  いるので、価格交渉にそれらを参考にして来た場合は、あくまでも参考価格であり、この価格では施工が出来ないなどと、さらに複雑な説明しNEFの平均価格より高額な契約を取り付けようとする(高齢者用)。

J 自社の最高発電システムの数字を上げて、地域格差があるにもかかわら  ず、月最高発電量で年間を計算し、あたかも、設置者宅も同じ条件、叉は、それ以上の発電量を記録するような印象で契約をさせる(知識者用、興味を持っている方用)。

K 地域に太陽光発電の先駆者がいた場合は、あたかも、先駆者に面識があ  り交友があるがごとくふるまい、最悪の場合は、その先駆者の紹介などと言って、販売先を訪れる(知識者、高齢者用)。

L 訪問者宅に上がった場合、太陽光発電システムに余り興味が無い場合は  内装、調度品、庭、趣味などを観察して、それらを手口に言葉巧みに誉  め、太陽光発電の販売は一旦諦めたかを装いながら、ころ合いを見計ら  い、太陽光発電システムの販売に持って行く(高齢者、知識者用)。

M 以上のような条件設定で販売員を訪問させ、数回訪れるが、決定的なも  のは、会社事務所、上司の、判断をあおぎ、あたかも購入者に徳をしたように印象付けて、契約させるものである。この場合、最初から打ち合わせが成されており、手順までも決定した上で行っていて、ノートパソコンを利用して、高齢者用などと区別され、見積書が用意されている。

N 通常では、契約後 補助金応募申込書により本人が申込をし、応募者本  人に予約受付通知書が送付され、これ以降の手続きは手続代行者がで代行する事ができる。予約受付通知書が送付されない内に、工事の着工は出来ない。応募申込については、業者は指導はできるが代行は出来ない

O 多くの悪徳業者は、新エネルギー財団からの書類が応募者宅に届くと直ちに取りに行き、できるだけ書類の中身を見せようとしない。多くの場合、補助金申請時のコピーを応募者が持っていない事が判明している。

 多くの悪徳業者は、補助金申請を肩代わりする変わりに、契約後すぐに設置工事にとりかかり、補助金申請の用紙が到着する前に工事を完了し、代金の支払を求めている(申請用紙書かれている平均価格を知らせないため)。

 今回の、調査により判明した事は、悪徳業者は新エネルギー財団に提出した書類と、応募者宅に残されている見積書では、不適切な金額が記載されていたのでは無いかと予測できる。これでは、住宅用太陽光発電への補助金が打切られる訳である。以上のような悪徳業者の為に太陽光発電の普及が遅れる事のないように、太陽光発電普及協会は努力して行きます。 

 平成15年度も住宅用太陽光発電への補助金制度を継続するようです。
悪徳業者に注意して、太陽光発電をはじめて下さい。

太陽光発電普及協会 山梨県支部 浅川太陽光発電所   2002.12

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