| ホーム | ドキュメント | 施設 | 自然とあそぼう | リンク |

大規模気象変動 2007: P1 - P2(動植物編) - P3(八ヶ岳編) - P4 - P5 -

大規模気象変動始まる 2007. P1
「地球温暖化現象の加速と大規模気候変動」

  私たちは、自然エネルギーを利用した生活をおくることにより、地球の自然環境に負荷の少ないエネルギー循環サイクルをつくり、自然エネルギー利用推進を押し進めることにより、地球温暖化の進展を遅らせることにつながるとして、太陽光発電をとおして、皆様に地球環境の大切さを、お知らせしてまいりました。これら活動の成果として、多くの家庭で太陽光発電システムの導入を検討していただき、環境問題を個人家庭で考える機会となり、多くの屋根に太陽光発電システムを取り付けていただき、多くの家庭で環境問題を考えていただく機会になったと思っております。
『私ども、太陽光発電普及協会・太陽光発所長会は、全国で自宅に太陽光発電システムを取り付けた皆様や、太陽光発電システムの導入検討や、全国で太陽光発電普及ボランティア活動に参加された皆様や、太陽光発電普及に努力してくださった皆様に厚くお礼申し上げます』
 皆様の努力の結果、日本における住宅用太陽光発電システムの普及は世界的に見ても、注目される普及速度を示しておりますが、国策による補助金システムの終了とともに、普及速度はペースダウンを示しておりますが、環境問題が多くの場面で取り上げられることにより、環境問題と経済問題を結びつけた考え方が浸透して行き、住宅用太陽光発電システムが環境に優しいと脚光をあび、1992年から太陽光発電と言う種まきをはじめ、現在では全国で、あちらこちらの住宅の屋根に太陽電池の花を目にすることができるところまで育ってまいりました。これからは、環境問題と経済問題を結びつけて、自然エネルギー利用の大輪を開かせることにより、地球規模で起こっている気象変動に対して、日本が世界に先駆けて、日本独自の地球温暖化防止策を考えた自然エネルギー利用社会を作り上げる必要性が日増しに求められております。
私たちは、太陽から無尽蔵に得られる太陽エネルギーを効率よく利用することにより、日本独自の環境エネルギーシステムを作り上げ、エネルギー経済の安定化と、地球温暖化問題を最重要課題として取り組み、あらゆる方法で、地球規模で牙をむき出し始めた「大規模気象変動」に対応しなくてはなりません。
「太陽光発電を自宅で始めたことにより、太陽からおくられてくる無尽蔵の太陽光エネルギーの大切さを実感することにより、太陽光エネルギーの最大限有効利用の必要性と、平等に与えられるエネルギーの大切さを感じております」

大規模気象変動

 これらの情報を発信している場所は、日本列島の真ん中近くの標高900mの台地に、太陽光発電所を5カ所点在させ、そこで発電されたデータを基にして、地域で起こる気象変動や、この地域から世界各地に出かける方からの、日々変化する様子を伺うことや、多くの方々から寄せられる情報を、ここ八ヶ岳南麓の気象状況の変化と比較して、皆様にお知らせしております。
 平成18度に1年間にわたって発電した5カ所の太陽光発電所の発電データを解析した結果を2007年1月に浅川太陽光発電所のホームページで発表しておりますが、発電状況や気象状況を考慮しても、いくつかの疑問点が残り、多くの方に協力や助言、指導をいただき、さらなる解析を進めた結果、結論として考えられることは、地球の大気中にフィルター層が発生しているのではないかと考えることが、八ヶ岳南麓における各現象を説明するのに最も適した回答に近いのではないかと言う結論になりました。


オレンジ色に染まらない日没前、夕暮れの写真(写真1033)

特に大きく、変化が見られたのは、植物の発芽と生育状況に変化があらわれ、情報を提供していただいている、施設園芸農家からは、例年この時期には発芽が悪く、植物の生育も紫外線の影響で頭打ちになるのに、今年は、遮光もさほど必要なく、順調に植物が成長しているが、育っている草花が例年と比べると、やわらかく、しっかりとした感じではないと報告をいただきました。
植物の生育を抑制する光(波長)が地表まで届きにくくなって、植物がやわらかい成長をしている様子を、我が家のホウレン草でも確認できます。葉っぱの厚みが無く、気温の上昇のためか、露地栽培なのにホウレン草の葉が広いのです。いつもの状況であれば、ホウレン草の葉は、ちぢれた葉になるのに、今年は、気温が高いためか成長が早く、大きく葉を広げております。


(写真1056)

何よりも驚くのは、露地で生長していることなのです。例年であれば冬囲いをして、やっと生長するのに、冬囲いも無く露地栽培で、冬囲いをした場合以上に生長しているのです。


(写真1057)

ホウレン草だけではなく、シカに食べられはしましたが、露地で白菜が越冬して、青い葉を広げていることなのです。例年、この時期には、露地に白菜があれば、寒暖の差のために枯れてしまい、


(写真1053)

このように、残骸をさらすのですが、今年は、しっかりと生長しているのです。




(写真1052.1054.1055)

ここ、標高900m付近で、冬越し野菜の作付けが可能になりつつあるのです。

また、例年であれば、氷の壁面があらわれる岩肌に今年は、氷の壁の出現はありませんでした。もちろん私たちが、子供の頃記憶した、川が氷で覆われる様子は、ここ数年前から見られなくなりました。地球温暖化が実感として感じられる2007年の春の早さに驚くとともに、数年前から感じてはおりましたが、風の強さが一段と増したように感じます。
1月の終わりに露地で福寿草が咲き、フキノトウや芹が早々、顔を出して生長し、山菜として楽しむことができ、確実に暖かくなってきております。
 現在、かなりの強風が吹いているにもかかわらず、空がスカイブルーではなく、水色の絵の具を広げたような空の青さ、この時期の空の青さはどこに行ってしまったのでしょうか、太陽からの強い光が地球上に沢山降りそそがなくなり、屋外で仕事をしても、日焼けが気になるほど、日焼け跡が残りません。
実際の太陽光発電所の発電データからも、日射量はあるのに発電量が少ないところと、それほど気になるほど少なくなっていない発電所があり、太陽電池の種類によって、発電量の違いを今回は明確に捉えることができ、最初は大気中の微粒子の増加による発電量の減少を疑いましたが、詳しく調べるとそれほど影響を及ぼすものではないことが解りました。



甲府盆地を覆う雲海(写真181-1.1015)

但し、この写真のようにかなり低い場所では、大気中の微粒子の増加により太陽光発電の発電量への影響を考慮しなくてはならないと思われます。
大気中の微粒子の飛散を調べてみると、通常の私たちが移動することにより発生する微粒子の飛散は、地表から60m位の高さまでで、それ以上の高さでは地表から巻き上げる上昇気流により運ばれるものか、局所的な気象変動によるものと、広範囲に及ぶ黄砂現象のような季節的気象変動がありますが、数ヶ月にわたるものではありません。今回、空の上層部で起こっている現象は、太陽から地球に降りそそぐ光の強さが減少しているわけではなく、ある一定の光がなんらかの原因により、大気層で反射しているために、起きている現象と思われます。大気層で、反射している光は、植物の生長を阻害することのできる光で太陽電池の発電領域に影響を及ぼす光となります。波長の長い赤外線領域が減少しているのであれば、地表面温度は下がり、気温が低下する現象が発生するはずです。例といたしましては、大規模噴火があった場所では、吹き上げられた火山灰により、光が遮られ、気温が低下することが報告されております。
現状では、地表において温度は上昇しているわけですから、太陽からの光の内赤外線領域の光は大気層において、地球環境に大規模な変化を及ぼすほど反射されているとは考えにくく、従来と同じ量の赤外線領域の光が地表に降りそそいでいると思われます。では、結果として、減少している光には何があるのかと疑う光は、太陽電池で捉えることのできる波長の光で、植物の生長を阻害する光となります。またその光を反射させる大気層が存在するとしたならば、その大気層は、波長の短い光を反射することのできる物質で構成されていることになります。地球の平均気温の上昇と自転による力により、大気中に散乱していた物質が均等に大気層に蓄積され、大気層内において波長の短い光反射させて、地表に到達する波長の短い光を減少させる層を形成していると思われます。温室効果現象が実際に発生し、私たちが目で見ることのできる、空の色までも変化させていると思われます。

       八ヶ岳南麓の大気層に異変現れる
               青空から水色の空へ

これから私たちは、青空を見上げるのではなく、水色の空を見上げることになるのでしょうか


(写真180)

この写真のような、澄みきった青空を見ることがたくさんできることを、願って、太陽エネルギーの有効利用を広く呼びかけて、大規模気象変動にならぬよう、太陽光発電の普及を通じて皆様にお知らせして行きたいと思っております。

浅川太陽光発電所 所長 浅川 初男
RPS法  電気事業者 浅川 初男

2007.02.15


大規模気象変動 追伸

 「大規模気象変動 P1」で太陽からの光の一部が地表近くまで届きにくくなくなってきていることを御伝えいたしましたが、仮説ですがこのままだと、生態系に大きな影響を及ぼすことが予測されますので、お知らせいたします。

地表まで太陽の光の一部が届きにくくなった為に、太陽の光が行なっていた植物の成長抑制作用についてと、私たちが太陽光の紫外線による日焼け現象が軽減されたことについて「大規模気象変動P1」でお知らせいたしました。

今回、太陽からの紫外線領域の光の強さが実際に減少しているのであれば、地表面で行なわれていた、太陽光による殺菌作用も弱まることになり、24時間ごとに行なわれていた日光消毒の力が弱まったことになり、ウイルスレベルでの自然淘汰が減少し、ウイルス、その他病原体等の活性化が予測されます。

地球上で、最も自然環境が厳しい両極に病原体の発生が無かったのは、寒さだけではなく、両極に降りそそぐ太陽からの強力な光のために、殺菌効果が保たれていたわけで、温室効果により、両極の氷が溶け出すのと同時に、藻類の発生が報告されており、無菌地帯に他の場所から生物の移動があった場合、移動生物が持っていた、ウイルスや病原体がどのように変化し、活性化されるのかは予測不可能ですが、両極に住んでいた生物に取っては、地球温暖化効果による気象変動と、それにともなうウイルスや病原体の活性化により、大量死滅が予測されます。

最も厳しい、気象条件で生き抜いてきた生物に、地球温暖化現象は種の存続を許すこと無く、消滅への道となりつつあります。しかし、生物には気象環境の変化に対応するように、DNAが用意されており、長い時間の間には環境の変化に対応する体になりますが、今回のような、急速な地球温暖化の変化には対応が不可能なようです。

太陽光による殺菌作用が、今以上に弱まることが無いこと願って、追加報告といたします。

2007.02.22

▲上に

浅川太陽光発電所 - 八ヶ岳・北杜市大泉 -
copyright 2001-2009・The ASAKAWA soler power station / ASAKAWA Hatsuo

ホームページ掲載の写真や原稿には、著作権等があり、無断で使用することは権利の侵害になりますので、営利目的に使用の場合はあらかじめ許可が必要になります。

sun@mt8.ne.jp

【 お詫び 】
サーバ移行時にメールの設定が不十分のため、不達メールがでてしまいました。
お心当たりがありましたら、再度送信していただきますよう、お願い申し上げます。